2008年12月12日金曜日
菅野あゆみ /手紡ぎ木綿布 個展を終えて
take a nap&菅野あゆみ 二人展 より
2008 10.25 /26 開催
「梅樹庵での展示会を終えて」
十月下旬、梅樹庵の紅葉が少しづつ色づき始めた頃、
take a nap 田中さんと二人展をさせていただきました。
企画の段階では、それぞれが別で個展をする予定だったのですが、
ひょんな成りゆきから自然な流れで事が運び、
ご一緒することになりました。
さてさて、どうなるものかしら?
具体的な展示内容は決まってなかったものの、
何となく懐かしいような...郷愁の思いに包まれるような...
そんなイメージで制作に取り組んむことが出来ました。
心強かったです。
個人的な制作ノートとして振り返ってみると...
冬の足音が聞こえると、杉綾(ヘリンボン)を織りたくなります。
ちょっと野暮ったいギザギザ模様、これからも定番にしたいなあ。
また、初めての試みとして、茶綿を茜で染めてみました。
今まで出せなかったレンガのような茶褐色!
茶綿の草木染め、今後も色んな可能性がありそう。
小さながま口小物にも挑戦してみました。
まだ不馴れで上手くいかない所もありましたが、
小さなハギレを活かす楽しさがあり、細々とライフワークにしたいです。
と、いうことで...
いろいろ思い巡らせて作ったもの達は、梅樹庵の和やかな空間で
take a napさんの心躍るような作品と一緒に並んで、どうだったかな?
見てくださった方々には楽しんでいただけたのでしょうか?
えぇぇ...
私にとってはとても楽しく、感じることの多い展になりました。
二人の作品は、自分で言うのもナンですが、
心地よく調和していたように思います。
竹内さん、恵美子さん、 田中さん、お越し下さった皆様、
いつもカゲながら支えてくれている家族、友人。。。
心から感謝しています。ありがとうございました。
::スープのこと
「スープは何する?」
私たちの展示会の2週間前の事。竹内さんと相談と言う程でもない会話の中で、
チラッと話した私の言葉を本当に細かく掬い上げて
カタチにして下さったのが、「根菜のスープ」でした。
私の大好きな蓮根に始まり、根っこの野菜がたっぷり。
それに、るあんの豆腐・茶色が好き・・・
あらゆるキーワードをすべてクリアしていて、何より、おいしーっ!
梅樹庵での展示会を目前にしても、なぜか不思議と沸き上がる安心感は、
一体どこからくるのか?
答えは、きっとこのスープに込められている。
シェフ竹内&マダム恵美子ご夫妻の温かい人柄の為せる技なのだと、
実感しています。
菅野あゆみ
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